3月17日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】医薬品市場規制委員会(Cmed)は、今月三十一日以降値上げが予定されている医薬品の値上げ率を決定し、発表した。値上げ率は三つのカテゴリー毎に定められ、同委員会はここ数日中にも、医薬品がどのカテゴリーに入るかを発表する。
カテゴリーはコピー薬品(ジェネリコ)の売り上げに占める割合で分かれる。カテゴリー1は割合が二〇%を超えるもので、値上げ率は広範囲消費者物価指数(IPCA)と同じ七・三九%、同2は割合が一五%から一九・九%で、同率は六・六四%、同3は一五%未満で同率は五・八九%。
医薬品の価格調整は、Cmedが調整率を定めて毎年三月に実施すると二〇〇三年に決定された。調整はIPCAを基準に、原材料価格の変化や電力料金の値上げなどを踏まえた製薬部門の生産性、医薬品の市場での競争力を考慮して最終的に決まる。
ブラジル製薬協会(Febrafarma)は昨年三月、政府の発表した最高六・二%の値上げ率(製薬会社の平均値上げ率は五・七%)は十分でないとみなしたが、今回の値上げについては、カテゴリーに入る医薬品が発表された後にコメントする予定。製薬会社は規定の値上げ率を満たすため、品目によっては値下げを行う必要もある。