ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 割引で航空券販売急増=ゴルは3日で3倍近くに

割引で航空券販売急増=ゴルは3日で3倍近くに

3月11日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】最大五六%割引の無期限実施を七日に発表した、航空会社ゴルの航空券販売数が二倍超の勢いで伸び、コンゴーニャス空港にあるゴルのカウンターと搭乗口には多数の乗客が列をなした。
 ゴルの航空券販売数は一日平均二万八千枚だったが、発表のあった七日には六万一千、八日は八万一千枚と爆発的に増えた。ヴァリグとタムも期間限定で割引の実施を発表、販売数が伸びているもののゴルほどではない。
 割引合戦により、航空各社のサイトへのアクセスが混雑し、利用客の不満が高まっている。ブラジル消費者保護協会(Idec)によると、割引航空券の販売数が未発表なのは消費者をあざむいているという。ある旅行会社の社員は、割引航空券を買うのは困難で、実際には航空各社間で競争がほとんどないと指摘する。
 民間航空局(DAC)のゴジーニョ長官は九日、ゴルの割引販売は違法でないとみなし、消費者の利益になると航空各社間の競争を擁護した。ゴルは昨年、長距離路線のコスト割れを理由に、五十レアルの割引航空券の販売を禁止された。