3月11日(金)
県連関係者は五日、今年のフェスチバル・ド・ジャポン(七月十五~十七日)の会場となるイミグランテス展示場を視察した。
セントロは昨年の会場だったサンパウロ州議会駐車場の二倍の面積を誇る。中沢宏一会長は「初めて訪れた人が多く、その広さに驚いていた。講堂など様々な施設が揃っていることにも、好感を持っていただけた」と、手ごたえを語る。
大阪、京都など今年からフェスチバルに参加する県人会代表らを含む五十人以上が集合。中沢会長、田畑稔実行委員長の言葉に耳を傾け、意見交換した。
以前から指摘されていた交通の便の悪さに関して、中沢会長は「地下鉄ジャバクアラ駅から八百五十メートルと考えれば、実は便利な点が多い」と説明。
また、日系社会に理解の深い飯星ヴァルテル氏がジャバクアラ区長を務めていることから、「すでに懇談し協力を取り付けている。期間中、バスの増便など便宜を図ってもらえるだろう」とも述べた。
広い会場が埋まるほどの企画を準備できるかとの懸念については、「先月急逝した、有北和田之示前実行委員長が子供向けのイベントを数多く温めていた」と明かし、具体的には相撲大会、運動大会などを行いたい意向を示した。
また、今年のフェスチバルのテーマ「マンガ・アニメ」関連のショー、ワークショップに力を入れるほか、遊技場や休憩場の拡充も念頭にあると計画を語った。