3月10日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】「女性の世界行進」と名づけられたデモ行進が八日午後、サンパウロ市のサンパウロ美術館(Masp)からレプブリカ広場まで行われ、ブラジル各地から参加した一万五千人の女性が人工中絶手術の合法化、性の解放、賃上げなどを訴えた。同日、国際女性の日を祝ってサンパウロ市以外の都市でもデモ行進が行われた。
行進を主催した女性団体の代表によると、中絶合法化の訴えは、女性に中絶を勧めているのではなく、違法中絶手術に二千から三千レアルかかるため、自分でそれを行い死亡する女性が多い現状を変えたいためだという。
午後二時に始まり午後六時まで続いた行進で、パウリスタ、コンソラソン、レボウサスの各道路は混雑、午後七時半に市内の渋滞は九三キロに達した。