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食で健康=味覚に効くメニュー=欠かせないバランスのよい食事=早期発見で改善可

健康広場

3月9日(水)

 これまでは特定の食材を取り上げ、その効能や効果的な調理法などを探った本欄だが、今回は「生活習慣病」の企画と連動して味覚障害の人に役立つレシピを紹介する。
 全体の7割から8割は治療で改善すると言われる味覚障害。ただ発症から半年を経過した人は治癒率が5割程度にとどまるという数字から見ても分かるように早期発見・早期治療は欠かせない。と同時に、日常の食生活で心がけるべき点も多い。
 「生活習慣病」の欄では、亜鉛の摂取は欠かせないと指摘したが、あまり亜鉛を含む食材にこだわりすぎるのも逆に考え物。決まりきったメニューに陥りやすく栄養が偏る恐れがあるためだ。ここで読者に皆さんに推奨したいのは、亜鉛を多く含む胚芽米を主食しに、バランスよく食べることを心がけて欲しい。
 亜鉛を多めに摂取する効果は通常一ヶ月程度で現れるという。
 具体的なメニューとしては亜鉛に加え、口の中の粘膜を正常に整えるビタミンB群が多い魚介類や肉類を取り入れたい。
 またゴマの中でも特に黒ゴマが効果的。そのまま食べず、よく噛んだり、直前にすりつぶして食べたりするのがいい。
 魚介類の中でも特に亜鉛が多いといわれる生かきの食べ方を紹介しよう。
 材料は二人前で、生食用のかき160グラム、ポン酢(醤油こさじ2、ゆず果汁こさじ2、)、小ねぎ少々。よく洗って水気をきったかきをポン酢で食べるだけ。実に簡単だが含有亜鉛量は実に32・1ミリグラムと十分に一日の必要量を満たす。ぜひ試して欲しい。

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