3月4日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】米国人女性宣教師を含む四人の殺人事件を捜査しているパラ―州アナプ市警察は二日、新たな目撃者の証言を得たことを明らかにした。
この目撃者は、宣教師と同日殺害された第二の犠牲者の住居に隣接する木材加工工場の工員で、第二の殺人が起きる三時間前に十二人の男性グループと遭遇したという。グループはピストルや散弾銃で武装し、工員らを農場外に追放した。グループは「他言したら命はない」と脅し、殺害現場に向かった。
証言によると、グループのリーダーは殺害された宣教師の右腕として長年行動を共にしてきた農業技師だという。警察では一連の事件の解明に向けて取調べを行う。同グループのメンバーと名指しされた、アナプ市内在住のもう一人の男性はこの証言を真っ向から否定、証言者と対面して無実を証明してみせると警察で語っている。