3月4日(金)
所得税(個人)申告により税金の還付を受けられる人は、申告を三月十日までに行うと、最初の還付が六月から始まるので早く受け取れると国税局が通知した。還付金額は即時に通知できないが、国税局は申告書を到着順に処理するという。〇四年六月は還付受領者が百三十万人いた。その内七十五万人が、六十歳以上だった。三月一日は五万七千人が申告した。
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エスタード紙が入手した極秘資料「ヴァリグ航空の再建」(ウニバンコ作成)によると、昨年末時点で同航空の負債は九十四億七千二百万レアルに上り、〇三年末と比べ三九%増加した。再建計画には全従業員一万千五百人の解雇と再建後の会社による一部再雇用も記載。ヴァリグ航空は同資料の存在を否定。
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リオ・グランデ・ド・スル州では現在、水不足が過去十年間で最悪の状況で、今年一、二月の間に全市の八〇%に当たる三百九十八市が非常事態宣言を出した。この数は一九九八年以来最多で、昨年の同じ時期は四十九市だった。五十二市の住民百三十万人が給水制限の影響を受けている。
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サンパウロ州政府と市役所は、年末までにビリェッテ・ウニコを路線バスに加え地下鉄、郊外電車にも使用できるよう準備を進めている。五日午前〇時から路線バス料金が二レアルへ、地下鉄との乗り継ぎ券は三・六〇レアルへ値上げされる。ビリェッテ・ウニコで地下鉄の利用も可能になると、地下鉄の乗客が二〇%増えると試算され、すでに乗客の輸送能力が限界に近い地下鉄は、さらにギューギュー詰めになるとの予想。