2月25日(金)
ブラジル農業拓殖協同組合連合会は第四十八回通常総会を二十三日十時半から、サンパウロ市内の力行会会館で開いた。十八人が出席した。総会では昨年度の会計、業務報告、監査選挙が行われた。昨年の選挙で、二期目の続投が決まった原林平会長が一年の任期を残し勇退。理事残留も辞退したため、ヴァルゼア・アレグレ農協の金崎英司補充理事を審議理事として承認。五人の審議理事が互選を行った結果、近藤四郎理事が新会長に選任された。
近藤新会長は農拓協傘下の農協が三十三、十六の法人、三百八十三人の個人会員がいることを明かし、「(これらの会員に)積極的に参加してもらい、バランスの取れた経営を行ってゆくと共に、南米日系農協連絡協議会の動きも活発にしていきたい」とこれからの抱負を話した。
一年前の選挙の際に辞意はあった、という原会長は「後任を育てる意味で一年やった。これからはもう一歩上の農拓協を新会長の舵取りのもと、目指して欲しい」と、後進への思いを語った。正式な役員選挙は来年行われる。
新役員は次の通り。会長=近藤四郎(サンパウロ州第二グループ)、専務理事=市瀬成生(サンミゲール・アルカンジョ)、審議理事=岩城修(カンポ・グランデ)、小山ジュリオ(インテグラード)、金崎英司(ヴァルゼア・アレグレ)、正幹事=藤松圧志(ポンタグロッソ)、黒木政助(聖南西)、島田ノリオ(ロンドリーナ)補充幹事=斎藤長一(グアタパラ)、坂口渉(トメ・アスー)、蔵前豊秋(南ミーナス)。