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東西南北

                                                        2月15日(火)

 ヴィンテ・トレース・デ・マイオ大通り上にかかるペドローゾ陸橋付近で、女性が運転する信号待ちの自動車を襲い金品を奪っていた二人組を軍警が逮捕した。警察には同所で三十六件の被害届けがある。被害者に面通しをしたが、記憶していたのは二人だけだった。犯人二人の住まいへ同行したところ、十四人分のクレジット・カードや身分証明書などが発見された。二人はプライア・グランデ警察にも逮捕された前科がある。
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 マウアー市ヴィラ・ボカイナのナイトクラブ・コケルッシで十三日、警備員がホール内で顧客らと口論。顧客らは外へ出ると、入り口にいた経営者の息子と警備員に発砲して二人を射殺した。付近に証人は多勢いたが、逃走した車のプレート番号は誰も見てなかった。その前日には、サンパウロ市モエーマ区カナリオ通りのナイトクラブ・ロック・ブラジルで、弁護士が警備員によって射殺されている。
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 大サンパウロ市圏ジアデーマ市ヴィラノゲイラ区の住宅で十一日朝、爆発が起こり、二十歳の青年が死亡した。事故現場からはバラバラになった青年の遺体と起爆装置の設計図や恋人に宛てた手紙が発見され、青年は小包爆弾を製造し、恋人に送るつもりだったとみられる。青年はバイーアから最近到着したばかりで、おじの家に住んでいた。
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 サンパウロ州保安局の発表によると、二〇〇四年に殺人が最も多かった都市はスマレー市(十万人当たり四十六人)であることが判明した。二位はオルトランジア市(同四十五人)、三位はイタペセリカ・ダ・セーラ市(同四十四人)。〇三年まではジアデーマ市やエンブー・グアス市などサンパウロ市近郊の町が上位を占めていた。