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東西南北

2月11日(金)

 サンパウロ大学とサンタカーザ医大の入試(FUVEST)合格者九千七百四十四人の氏名が発表された。発表は第一次呼び出しで、入学手続きの進行次第で引き続き、二次発表が十八日、三次発表が二十四日と続く。合格者の中には、高校を卒業していない一千三百五十人も含まれるので、多くの定員割れが起こる見込み。補欠者の選考は三月十四日に行う。
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 カンピーナス市の毒入りケーキ事件で、父親で同毒療法医のウジソン・カルヴァーリョに容疑がかかった。生き残った末娘の供述によれば事件の前日土曜日、一家は父親が処方した薬剤を服用し、気分が良くないことを訴えたと親族が証言した。末娘は薬が余り苦いので吐き出したという。警察は、診察室で薬品を処方したとみられるフラスコ内からひ素を検出した。
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 サンパウロ州カペーラ・ド・アルト市は、殺人、麻薬密売、窃盗などの指名手配者を警察に通報した人に懸賞金を出すことを検討している。懸賞金の予算は一カ月当たり五千から六千レアルで、警官を採用するよりは十倍安いと試算。人口一万五千人の同市に軍警は九人で、署長はいない。市警は二人で、服役者六十人の留置場も担当している。
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 創業三十八年の老舗映画館シネ・イピランガが十日、その幕を閉じる。閉館理由は未公表。ほとんどが解雇され現在残っている従業員は、同館が改装され、名画を上映する映画館か、教会、またはビンゴに生まれ変わるのではと予想する。一九六〇年代、サンパウロ市中心部付近には三十館の映画館があったが、十一日からは二館となる。