2月10日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】リオデジャネイロ州テレゾポリス市とノーバ・フリブルゴ市を結ぶ国道一一六号線で八日、地滑りが発生し、通行中のトラック一台と乗用車が転落した。トラックの助手一人が死亡、運転手が軽傷を負った。乗用車の運転手はけがもなく無事。警察と消防は事故に巻き込まれ土砂に埋った車がないか捜索している。警察は、国道管理会社の工事ミスとして原因を追及する。会社側はミスを否定している。
地滑りが発生したのは八十七キロ地点で、五十メートルにわたり三十メートルの深さで国道が陥没した。午前四時半、通行中のトラックが穴に転落。後を走っていたトラックは急停車して難を逃れた。運転手によると、暗くて視界が悪かったという。この運転手はその後、走って来たパリオ車に懐中電灯をかざして停止させようとしたが、逆にスピードを上げて穴に転落してしまった。幸い無傷だったパリオ車の運転手は強盗と思い逃げたと語った。この一帯は車上強盗が多発している。
警察では山から流れてくる水のはけ口がないために国道が侵食されたとみて、工事ミスの疑いで調べるとしている。