2月4日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ブラジル最大のショーと言われるカーニバルが、サンパウロ市で四日夜からサンバパレードで幕を開ける。アニェンビーのサンバ会場では二日の時点で四日と五日の入場券はそれぞれ九二%、八二%の売れ行きとなっているが、早くもダフ屋が多忙を極めている。入場券売り場が混雑して待ち時間が四時間以上にもなり、駐車場もないことからダフ屋から券を買い求める客が多い。六十五レアルの席を八十レアルで、泣きを入れると七十レアルまで下げるダフ屋もいる。
いっぽう喧騒を逃れて海岸に出向く人々で四日から混雑が予想されている。チエテ、ジャバクアラ、バーラ・フンダのバスターミナルでは四日の利用客は二十二万五千人と見積っている。また自家用車は五十二万五千台がサンパウロ市を後にすると見られ、アンシエッターイミグランテス道は四日の十五時以降ラッシュとなり、五日の二十時まで続くと予想されている。当局では交通情報に基づいて混雑のピーク時を避けるよう呼びかけている。
また、アイルトン・セナ、カルバーリョ・ピント、タモイオス、モジ・ベルチオーガ、オズワルド・クルス、リオ・サントス、ドン・ペドロIの各道路は五十九万一千台が通過、四日の正午から午後十一時、五日の午前七時から午後四時までがピークと予想されている。アニャンゲーラ・バンデイランテス道は六十七万台で、四日午後四時から九時まで、五日午前九時から午後一時まで混雑するとのこと。