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東西南北

1月28日(金)

 法務省は二十六日、商品の数量が表示より少ないとメーカー六社を罰した。二十七日は、さらに十社が罰せられる。官報に記載されたのは化粧品のニアジ、洗顔クリームのユニリバー、おむつのプロクテル&ガンブルとアロエス、トマト調味料のオデリッヒ、キャンデーのアルコールなど。消費者保護法は、数量変更の場合、包装への明記を義務付けている。
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 サンパウロ市ヴィラ・マリア区のフェベン(少年院)から二十六日夜、収容者二百二人が脱走した。同施設では職員五十二人が収容者虐待容疑で取り調べを受け、二十七人が拘束されていた。脱走はその五日後、夕食時にナイフで職員を脅し、施設の裏側から五メートルの塀を飛び越えて行われた。脱走者は、二台以上の乗用車を盗んで逃走。収容者の暴動を一度鎮圧したのに、これだけの脱走者が出たのは不自然だと責任者はいう。未明までに脱走者のうち九十人、午後十一時までに九十人が拘束された。
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 民間航空局(DAC)は二十六日、ヴァスピ航空が運航していた最後の八路線の運航停止を発表した。同航空の操縦士と客室乗務員らは、給料未払いに抗議するため二十七日午前〇時にスト入り。搭乗率が五〇%に満たない便の運航を同航空はキャンセルしてきたが、プロコン(消費者保護センター)はこれを消費者保護法に違反するとみなし、被害に遭った人は届けを出すよう呼びかけている。
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 寒冷前線の通過により、サンパウロ市で二十五日に二十一度だった最低気温は、二十六日には十六度にまで下がった。気象観測所(Inmet)によると、この冷え込みは二月一日まで続くという。サンタ・カタリーナ州サンジョアキン市では二十六日未明、一月の最低気温としては五十年ぶりに最低の三・五度を観測。軽く霜も降りた。