1月27日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】サンパウロ市市制四百五十一周年を祝うフェスタが二十五日、パウリスタ大通りで催された。祈りからの雨で当初予想されていた五十万人の人出を下回ったが、それでも十万人が音楽ショーを楽しんだ。ピークの午後三時から四時には会場は七万人で埋まった。正午に始まったショーは人出がまばらだったが、午後一時ごろ、前日のサッカージュニア選手権で優勝を決めたコリンチアンスの応援団が繰り出して活気づいた。ただ応援団はことごとく警官らの所持品検査にあい気がそがれる一幕も。
午後二時十五分、アウキミン州知事とセーラ市長が壇上で百五十キロのケーキカットを行い、市の誕生日を祝った。雨足が早くなったため両氏とも足早に会場を後にしたが、群集は雨を物ともせず踊り続け、その中で雨傘売りが忙しそうに立ち回っていた。
いっぽうベシーガ区では恒例となった、誕生年数にちなんだ四百五十一メートルのケーキが並べられた。十二時二十分にケーキがふるまわれる予定だったが、雨が降り出したことで集まった五十人の群集が十一時にケーキに襲いかかり、袋に詰めて何と二十秒間で影も形もなくなってしまった。関係者によると、昨年は五秒間だったという。