1月22日(土)
アマゾナス州パリンチンス在住、戸口久子さん(70)の句集『アマゾンを生く』(日毎叢書企画出版)が発行された。
戸口さんはアマゾン河流域の生活約五十年。マナウス句会メンバー。句会に参加するのは地理的に困難だったので、兼題をいつも送って研鑽を積んできた。「入植当時を振り返って作句してみた。命の続く限り俳句を詠んでみたい」と刊行の言葉。星野瞳さんは序文で「生来のアマゾン俳句作家といえる」と紹介している。一九五四年七月、パラ州モンテ・アレグレに着いて詠んだ一句「原林も静かに明けて朝焼ける」。