昨年、訪伯した小泉首相がヘリで降り立ってから、日本で知名度が上がったグァタパラ移住地。民間人への浸透はともかく、官関係のブラジル訪問団に「移住地視察」を日程に組み入れようとする機運があるという。
地味な移住地は、変貌するのだろうか。ブラジルにおける大豆「オーロラ」の里、山くらげの里、さらにイッペーや蓮(はす)の里などとして、農村観光の名所としては、〃目玉〃が少なくない。
次は「だが、待てよ」の話。農村観光で客を呼ぼうとするには、村(移住地)あげて農業からサービス業専門に職業替えをしよう、とするくらいの決断が必要になろうか。設備も要るだろうし…。
移住地の原点は、何といっても農業。農業をやってきたからこそ、発展してきた。村人たちは、視察者が増えてもこれを忘れないだろう。 (神)
05/1/22