1月21日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】ジルベルト・ジウ文化相(歌手として著名)は文化関連産業の急成長を受けて、政府として肩入れをしつつ、さらに発展させていく方針を打ち出した。
同相によると、広告や宣伝も含めた音楽、出版、ソフトウエア、伝統工芸品などの国内産業は昨年、八百五十億レアル規模となり、GDP(国内総生産)の一〇%に相当するまで発展した。これを受けて輸出を振興するため、開発銀行からの輸出金融や、貿易局の輸出奨励策などの具体的検討に入っていることを明らかにした。
さらに同相は十九日、ジェネーブで開かれた国連の分料会で、四月にバイア州サルバドール市で開催予定の学会で世界の文化産業センター設立を提唱すると発言し、国連の賛同を求めた。これに対しユネスコが協賛を申し出た。同相はその後スペインに行き、同国にEU諸国への働きかけを依頼する。