ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 在庫一掃セールが盛況=ナタル前より売り上げ増加

在庫一掃セールが盛況=ナタル前より売り上げ増加

1月14日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】一年間の稼ぎ頭のナタル(クリスマス)商戦を終えた商店では今月に入り、在庫一掃セールに拍車をかけている。店によっては七〇%割引セールも飛び出して活況を呈している。ナタルが過ぎた最後の週は、ナタルまでの期間よりも売り上げが増加。また支払い方法が長期月賦から一括払いへとなっているのが目立っている。
 サンパウロ州商業連盟によると、先月二十六日から三十一日までの期間に小切手による一括払いおよび先付小切手払いは昨年同期比一三・九%増となった。ナタルの二十五日までは八・七%で、月全体では九・四%増となった。つまり最後の一週間はピーク時といわれるクリスマス商戦よりはるかに多い売り上げを記録した。
 いっぽうでクレジット販売は、最後の週は昨年比わずか一・八%増だったことから、クレジット離れが顕著となっている。関係者らは、昨年立て続けに引き上げられた基本金利が商品の値段にはね返ることをおそれて、一括払いに走っていると見ている。
 ナタル以後の売り上げ増加に気を良くした商店は一月中、在庫一掃のプロモーション・セールスを企画している。例を挙げると、ロージャ・コロンボでは毎週木曜日から日曜日にかけて、家電や家具を中心に五〇%割引を行うほか、金曜日と土曜日はラジオで二十四時間のテレマーケティングを行い、一時間毎に製品のセールを発表する予定。カーザス・バイーアは家電やポータブルの支払いを現在十八カ月から二十カ月延長し金利はつけないとしている。マガジネ・ルイーザは毎週日曜日五時から十二時の間、七〇%の割引を打ち出している。同店ではこれにより、昨年同時期のセールより三五%の売り上げ増を図ると意気込んでいる。