1月6日(木)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙五日】ジウマ鉱山エネルギー相は四日、テレビ番組グローボニュースのインタビューで、国内のガソリン価格は値下げできるとの見通しを示した。
時期については「明日からという訳にはいかぬが」と答え、「近日中には値下げしたい」との見解を明らかにした。その理由として、国際原油価格が昨年十月のピーク時(ニューヨーク相場でバレル当り五十五・六七ドル)に比べ、現在三〇%下がっている(同四十四ドル)ことと、ドル安が続いていることを指摘した。
専門家によると、昨年十一月二十五日にガソリンの店頭価格が六%値上げされたことで、ブラジルのガソリン価格はメキシコ湾岸諸国と比べ四四%も高くなり、現在でも一九%高いという。しかし昨年一年間の平均では国際価格より五%安かった。(二〇〇三年は二一%高を示した)。これにより、昨年の損失分をカバーするため価格は一定期間現状のまま推移するとみられている。