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南マ州名誉市民権も=喜びのことば=「心広い〝この国〝に感謝」

12月18日(土)

 【南マ州カンポ・グランデ、勝連ひろし通信員】去る六日午前十時、当地在住の小野田寛郎氏さんに、ブラジル空軍は最高の「サントス・ドゥモン勲章」を授与、儀式が当州当市の空軍基地で行われた。
 十三日には、午後八時、南マットグロッソ州議会議場で、議長より名誉州民権が贈られ、二重の栄誉に、友人、関係者とともに喜びと感動にひたった。
 証書を授与された小野田さんは、推薦した大坪アキラ州議員とそれを承認した全議員にお礼を述べたあと、「私はこの国に永住を認められ、牧場用の土地も習得でき、心広いブラジルの人々、さらに日系人と多くの方々に教えられて、牧場を完成することができました。それだけでも十分満足し感謝していますが、今回の名誉州民権受権は最高の喜びです。これからもみなさまのご厚意に背かぬよう心掛け、日伯両国のお役に立てるようにしたい」と述べた。
 議場には、最後の〃帝国軍人〃で〃最後のさむらい〃である小野田さんへの授章式に参加のため、三百人余りの人々が集まり、喜びを分かち合った。
 議場わきの大サロンで盛大なカクテル・パーティが行われ、夜遅くまで賑わった。