ヴィラ・アルピーナの火葬場に順番待ちのフィーラができているという。早くて二週間、普通三週間ほど待たなければ焼いてもらえない、と最近体験した人の話。
待っている間は、もちろん、冷凍するので、その点は心配ないが、急いで日本に遺骨を持参しなければならない、といった事情のある人には支障が生じる。同火葬場ができた当初は、待たされるなど、なかった。ブラジル人が火葬するケースは稀だったからだ。
近年は、墓地事情がかわり、死者のエスパッソが狭められた。この傾向は今後ますます顕著になるだろう。火葬場にしても、一千万人を越す大サンパウロ圏に一カ所というのは、いかにも少な過ぎる。市内だけでなく、地方からも火葬依頼があるというから、さらに待ち日数が延びることが予想される。 (神)
04/12/18