12月15日(水)
石田仁宏総領事は十日午後二時三十分よりサンパウロ総領事館で、今年最後の定例記者懇談を行なった。領事館メールサービスの開始、地方統一選で当選した日系政治家との懇談会、三日の官民合同会議や四日に開催されたメルコスル大使会議について説明した。
在留邦人への迅速な連絡や情報提供に電子メールサービスを来年一月から始める。同サービスは、在留届出のさいにメールアドレスを記入した人には、自動的にこのサービスへ登録される。また同届済みの人は、同館の戸籍国籍・証明班のメールcgjregistro2@arcstar.com.brに氏名、生年月日及び送信希望のメールアドレスを明記し、このサービスを希望すると書いて送ると登録される。
同総領事館では来年早々、地方統一選で当選した管内の市長や副市長などの日系政治家と懇談会を設ける予定。草の根のプロジェクト、姉妹都市協定や日本との経済交流などについて説明し、日本にたいする関心を促進したいとしている。
また、三日の官民合同会議では、堀村隆彦ブラジル大使が最近のブラジル情勢、日本ブラジル商工会議所の田中信会頭がマクロ経済についてそれぞれ説明した。九月の小泉首相来伯、来年のルーラ大統領訪日でどのように両国関係を盛上げていくかが議論された。来年予定される同大統領の訪日では、経済関係強化にむけて税制や年金協定などの法的整備の進展が期待される。
メルコスル大使会議は四日、サンパウロ総領事館で行なわれ、メルコスルの現状と展望、FTA関係、日本とメルコスルの関係強化などについて話し合いが行なわれた。