12月1日(水)
暁星学園の思い出を語ろう――。暁星学園の通学生と勤労部、寄宿生の卒業生が合同で開催する忘年会兼同窓会が四日、リベルダーデ区ヴェルゲイロ街一九三の静岡県人会館で開かれる。
『南米の戦野に孤立して』を記したことなどでも知られる故・岸本晃一氏が一九三三年にサンパウロ市ピニェイロス区に創設した暁星学園。日本語教育だけでなく、勤労部や裁縫部も兼ね備え、勤労精神を養うことで社会に貢献できる人材を育成するなど日系社会の子弟教育に大きな貢献をし、卒業生に有名人は多数。
同日正午に始まり、昼食はブッフェ・アマミが提供する刺し身や寿司など日本食が中心。今年はかつて同学園で教鞭を取った恩師らやその子息らが来賓として招かれ、感謝の意をこめて「仰げば尊し」を合唱した後、懐かしい思い出話に浸るという。
準備に当たる佐藤俊雄さんと、谷垣かずこさんはニッケイ新聞社を訪問し「同窓生が集まる貴重な機会。是非、足を運んで、思い出話に花を咲かせましょう」と呼び掛けている。参加費は四十二レアル。事前の申し込みが必要で佐藤さん(11・5687・4368)か谷垣さん(11・6203・7535)へ。