11月27日(土)
サンパウロ市南部サント・アマーロ区で二十五日正午ごろ、ダンプカーが四軒の家にぶつかり、塀や庭などを破壊した。けが人はなかった。不法投棄後、監督官から逃れるためスピードを出していたダンプは、ロンバーダ(路上障害物)に乗り上げ、コントロールを失った。庭いじりをしていた女性(76)は、フェイジョンのこげたにおいがしたためダンプが突っ込む直前に台所へ向かい、九死に一生を得たという。
◎
サンパウロ州をはじめ五つの州で銀行強盗や現金輸送車襲撃を働き、警察に「犯罪じいちゃん」とあだ名をつけられていたファグンデス容疑者(69)が二十四日、グアルーリョス市で息子の家にいたところを逮捕された。同容疑者は九五年に刑務所を脱走し指名手配されていた。元陸軍兵で銃器類に詳しく、息子の家からは陸軍が採用しているライフルの改造銃が押収された。首都第一コマンド(PCC)のメンバーの可能性もあると警察は発表。
◎
マルタサンパウロ市長は十九日、パウリスタ大通りに面するビルを二十四階以下と制限した条例を撤回した。これにより、マタラーゾ家が所有し、パンプローナ通りとの交差点の角にある敷地には四十階建てビルが建設される見通し。ビルの高さは九三年以降、制限と緩和を繰り返してきた。
◎
九六年以来毎年実施されてきたパウリスタ大通りでの年越しフェスタは、今年取りやめとなった。企業の後援を取り付けられなかったことに加え、市の予算が下りないこと、市長が変わるため、事故の場合に責任の所在があいまいになることが理由。ピッタからマルタに市長が変わった年には実施されている。百八十万レアルが費やされた昨年のフェスタには約二百万人が参加した。