11月26日(金)
六カ月ほど前からサンパウロ市ピニェイロス区サンパウロ州都市圏鉄道公社(CPTM)のレボウサス駅付近で女性を乱暴していたアヴェラール容疑者(33)が逮捕された。警察はモルンビ区で起こった五件の暴行事件もこの男が関与したとみて、裏付け捜査を進めている。同容疑者はショッピング「エルドラド」で強盗も働いていたが、十九日に現行犯逮捕され、婦女暴行犯と確認された。
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サンパウロ州警察麻薬捜査課は二十四日未明、サンパウロ市モオッカ区でフォルテ容疑者(28)を密輸容疑で現行犯逮捕し、容疑者のマンションから動物用筋肉増強剤三百アンプルを押収した。筋肉増強剤はインターネットや電話を通じ、一アンプル二百五十レアルでボディービルダーらに販売されていた。ブラジリアでは同剤の使用量を誤った青年が死亡している。
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十四歳の少年が二十四日夜、大サンパウロ市圏カラピクイーバ市で十七歳の義父をかなづちで殴り殺した容疑で逮捕された。事件は同日朝、義父が少年の妹(10)をお風呂に入れていた時に発生。少年の母親(30)は外出中で、帰宅後遺体とショック状態の娘を発見した。殺害の動機を警察は公表しなかった。
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十月十七日夜にサンパウロ市南部イタイン・ビビ区の駐車場を襲い、自動車八台を奪った犯人らのうち二人が二十四日に逮捕された。戻った車は一台だけだった。
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ブラジルでは年間七百万冊の聖書が発行され、二〇〇二年に米国を抜いて世界一となった。〇三年の売上げは一億九千二百万レアル。地理統計院によると、二〇〇〇年時点でカトリック教徒は全人口の七三・五%、プロテスタントは一五%を占める。