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タンカーが爆発炎上=埠頭に衝突、積荷に引火=パラナ州

11月17日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十六日】パラナ州パラナグアー港でメタノールを積み降ろしていたタンカーが十五日午後七時四十五分ごろ、二度にわたって爆発、炎上したまま沈み始めた。消防局によると、現場から二十八人が救出されたが、六人が行方不明になっている。
 事故現場は倉庫会社カッタリーニ社の埠頭で、約十五万人が住む市の中心広場から三百メートル離れた地点。爆発後、現場付近は軍警と港湾当局にただちに封鎖された。爆発で起こった火災は二時間半後に鎮火されたが、タンカーは同日午後十一時時点で沈没を続けている。
 タンカーはチリ船籍。港湾当局によると、タンカーが埠頭に衝突した際に爆発が発生したことから、衝突で発生した火花がガスに引火し、爆発を引き起こしたとみられている。カッタリーニ社によると、爆発した時点で五千立方メートルのメタノールがタンカーに残っていたという。