先ずはお詫びを。10月26日付け小欄の一行目に「地震・雷・神・親父」と誤ってしまいました。神は「火事」であり編集部の若き同僚たちから叱責と罵詈雑言を頂戴し老生はひたすら陳謝し平身低頭の始末なのであります。と―いうようなわけですので何卒ご海容のほどお願い申し上げます。それにしても、地震とは真に怖いものであり、新潟中越を襲った強い地震は三十九人もの命を奪い住民ら十万人が避難し今も恐ろしさに振るえています▼上越新幹線の東京発新潟行き「とき325号」が脱線し大騒ぎにもなりました。東京と大阪を結ぶ新幹線が走り始めてから今年で四十周年になりますが、これまで「脱線」したことはありません。幸い人身事故は起こらなかったのですが、ここにも「怖さ」が隠れています。小泉首相も災害地の視察のため空から現地に向かいましたが、第一声は「ライフラインの復旧を急げ」でした。地震は家屋を崩壊し道という道をもズタズタに切断し山をも崩してしまいます▼このことはあの阪神淡路震災でも嫌というほど見せつけられました。新潟中越は、これほど酷くはありませんが、被害は大きく被災者たちは弱っているのは事実です。山古志村は孤立してしまいヘリで村民を救出したし、もう食べるものも着るものもなく命だけが助かったのが現状なのです。避難所では寒さにふるえ「熱いみそ汁がのみたい」の声がいっぱい▼博多ラーメンの屋台の親父らは道具をフェリーに積んで現地に運び「自慢の味」を振る舞い大いに喜ばれた。同じ心根はコロニアにも根付いている。義援金をの声が上がりNHKがリ広場で募金運動を取材し放映するそうだ。さあみんなで「頑張れ」の声を送り元気づけようではないか。 (遯)
04/11/6