11月5日(金)
ブラジル宮崎県人会(吉加江ネルソン会長)は、一九三七年五月にサントス丸で渡伯した谷口寛さん(92、本籍地=宮崎県宮崎市)と、四〇年四月一日にサンパウロ州アグードス郡ドメリア村ドトルペンナ耕地で生まれた長男の谷口正寛さん(64)と、妻の谷口松子さん(77、同宮崎市)を探している。
公共工事のための用地買収に関して、該当地の相続人として、谷口さんに母県の土木事務所から消息照会が来ている。
谷口寛さんは一二年に茨城県で生まれたが、本籍地は宮崎県。三七年五月に渡伯。婿養子で、谷口ヨウさんと二七年に結婚。四〇年に長男の正寛さんが生まれている。六二年にサンパウロ市アルト・デ・オリベイラ街でヨウさんは亡くなった。
寛さんは、六六年九月に松子さん(旧姓・神方、長野県生まれ)と再婚した。
寛さんは七四年ごろ、サンパウロ市のエストラーダ・パラーダ街に家族と住んでいた。自動車部品販売店員をしていた長男の正寛さん以外に、カンピーナスで電気会社に勤務していた次男の直樹さん(60)、結婚してサンパウロ市に住む長女の甲斐サユリさん(57)、三男の弘さん(44)、四男の正雄さん(40)がいる。
消息を知ってる方は県人会事務局(11・3208・4689)まで連絡を。