11月4日(木)
平成十六年度(2004)秋の受勲者が三日発表され、ブラジルから邦人生存者叙勲三名、外国人叙勲二名が選ばれた。
サンパウロ総領事館管内ではサント・アンドレー市在住の竹本泰二さん(76、東京、帰化人)が旭日双光章を受勲。ABC文化協会会長、サント・アンドレー日系連合会初代会長を務め移住者の取りまとめに貢献し、サント・アンドレー市と高崎市の姉妹提携事業の推進にも尽力した点が評価された。
同管内からはイクタ・ヒロシさん(75)が外国人として旭日小綬章を受勲。地元モジ・ダス・クルーゼス市の蔬菜実験農場として蔬菜の品種改良並び、研究に取り組み、邦人農家の生活基盤の確立・地位向上に貢献した。さらに、同市の文化協会などで日本文化の普及や邦人会員の親睦・団結に力を尽くした。
クリチーバ総領事館管内では、ロンドリーナ州立総合大学日本文化研究所の初代所長、岡林多恵子さん(71、北海道)に瑞宝小綬章。パラナ日本語教育センター副部長として州内の日系子弟教育に着手し、日本文化と日本語普及したことが認められた。また、ロンドリーナ市と沖縄県名護市との姉妹都市提携実現に努力した。
ブラジリア大使館管内からは、エミリアーノ・ペレイラ・ボテーリョさん(56)が旭日中綬章を受勲した。パラカツ農畜産業組合理事長として同地方の日系農家の育成、農業振興に尽力したことや、セラード開発への貢献が評価された。
マナウス総領事館では、エフィジェニオ・サーレス農業協同組合理事長を務めた三木祥弘さん(72、兵庫県)に、旭日単光章。エフィジェニオ・サーレス自治会長、西部アマゾン日伯協会役員を歴任。