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未来の有望産業を展望=専門技術の確立を=ハイテクなどの人材育成が急務=世界の食糧基地に

10月27日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】二十四国立大学経営学科が、今後十年間の有望職種五つを選んだ。アグリビジネス、教育産業、情報産業、観光レジャー産業、メイク・ライフの五つが指摘された。現在はベルト・コンベアーで人間の生活は規格化され、一方ではサイボーグかコンピューターの奴隷とされる時代。
 前者の四種は、従来の産業を発展させ充実させるもの。後者のメイク・ライフは、新しい未来産業で人生の質向上の研究。
 【アグリビジネス】GDP(国内総生産)の三三%を生み出す産業で、Unctad(国連貿易開発会議)の報告では、ブラジルは十年以内に世界の食糧基地になる予測だ。アグリビジネスは領分を都市にも拡大した。就労者の三三%が、直接または間接に農業に関係しているという。
 都市では、アグリビジネス専門の投資顧問会社がある。同部門は工業と同様、最先端技術と大口投資、多角化、魅惑のニュービジネスで注目される産業に成長。食品の安全性や新飼料と添加剤、農業技術のハイテク化で、必要を満たせる人材が不足している。
 大別して財政と貿易を含めた農業経営の専門家と国際規格の衛生管理と品質管理を習得した農業技師が求められている。さらに農業科学を専攻し戦略思考のできる国際市場のマーケティング専門家も必要だ。
 農村部では遺伝子組み換え技術や遺伝子解読、品種改良、人工授精と生命工学、バイオ関連産業、発酵工学で新進の研究者を求めている。農業生産者は、宇宙写真の解読やGPS(全測位)システムが操作できる農業技師を探している。
 【教育産業】ハイテク向けの人材養成が急務だ。高度に訓練を受けた熟練工や専門家が、ブラジルでは不足している。技術が日進月歩の時代、新しい情報を短期間に教授することが要求される。現在の大学教科も、現実に即した改革が要求されている。コンサルタント業務も、各業種に精通した人材を求めている。
 教育省は限られた数の教授を有効利用するため遠隔教育(E-leaning)を実施する計画がある。 これは未来型の教育機関として、成否が注目される。 現在すでに全国で三百万の学生が就学している。
 コンサルタント養成校も求められている。財政、教練、企画と資金調達、戦略思考の四種だ。国内や海外の顧客に、ブラジルの官庁システムや司法手続きなどを指導する教習所。
 【情報産業】ITの保全管理要員が、求められている。さらに将来型の情報産業開拓も必要。国内の主なIT専門家の養成所はTIC、IBTA、INEP、SENAC/Pos-graduacaoなど。
 【レジャー産業】全般に豊かではなかった時代は、レジャーというと白い目で見られた。しかし人々の所得は、年々向上している。レジャー人口も増加した。充電のための余暇も、当然必要となる。レジャー産業は富と雇用を生む産業として見直されている。
 観光省は〇七年、九百万人の海外の観光客を誘致する計画がある。外国人観光客は年々、八・五%増。ドル流入は〇四年、昨年同期比で四〇・四%も増加。政府の外資導入政策で、海外投資家の視察目的の来伯も年々、増えている。
 【メイク・ライフ】健康管理や予防医学、応用心理学、栄養学などを駆使した自然治療やストレス管理、肌の手入れ、全身美容、優雅な生活の個人師範など。現在誰もが個人のマニキュア師を持つように近未来、誰もが個人の審美師範を持つようになる。

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