10月27日(水)
【コレクション誌】ジョアキンはアレが三度のメシよりも大好きだった。ある日、妻にいった。
ジ「神様はよいモノを人間に授けたが、天国ではどうなってるんだろネ」妻「私たちのうち、先にあの世へ行った者が知らせることにしようヨ」
間もなく、ジョアキンが他界。ある日、電話が鳴った。ーチリリリンー
妻「モシモシ、どなた?」ジ「オレだよ。オレオレ」妻「ウア、会いたかった。天国って、どんなとこ?」ジ「いくらオレが、アレを好きだったからといっても、神様はひどいヨ」
妻「どうしたのサ?」
ジ「朝目が覚めたらコーヒーまでに三十回、アレをやらされるんだヨ。それから昼飯までに、また三十回。晩飯までに二十回。寝る前に最後の二十回。それが毎日なんだヨ。強精剤は打たれる、ホルモン料理を食わされる」
妻「ホー。男冥利に尽きるじゃないの?」
ジ「現世でスケベイだった奴は、来世でオレみたいな目に遭うと知らせてくれ。従軍慰安夫だって、こんなに酷くないヨ」
妻「それより、どこから電話してるのヨ。早く会いたいワ。寂しかった」
ジ「カンピナスからウベラーバ行きのバスに乗って百キロで降りると、イペーの木がある。その側の牧場で勤務している」
妻「牧場で・・・・?」
ジ「ウン。額に黒い斑点のある奴が、オレだヨ」