10月22日(金)
ブラジル鹿児島県人会(田畑稔会長)は十七日午前十時から、サンパウロ市パカエンブー区にある同会館で創立九十一周年式典を行った。
早朝、集中豪雨が降ったにも関わらず、開会時間には相当数の会員が集まった。イタペセリッカ・ダ・セーラ西光寺の大畑天昇師の読経による、県人物故者の慰霊法要で式典は始まり、先人の霊を慰めた。
この式典には、田畑会長初め、池上忍名誉会長、徳留相談役、岡元氏、小森氏ら約百人が出席した。法要後、七十五歳以上の高齢者百二十六人に鉢植えの花や紅白の餅が贈られた。
田畑会長は「昨年は創立九十周年を盛大に祝ったが、毎年何らかの形で慰霊法要を行うことが物故者のためにもなり、若者にこの文化を継承してもらうことでもある」と語った。
式典後、昼食会を開き、カラオケなどで一日楽しく親睦を深めた。