10月9日(土)
一からやり直し……。ブラジル日本移民百周年祭典協会(上原幸啓理事長)は、百周年をテーマとしたロゴマークと標語を広く募集し、百四十三点の応募を受けたが、先ごろ選考委員会は「該当作なし」との判断を下した。
応募作の中には、日本を含めた外国からの作品もあった。選考にあたったのは七人の委員だが氏名は「非公開」だという。本紙の問い合わせに対し、吉岡黎明プロジェクト委員長は「とても高いレベルの審査だった」と該当作がなかった理由を説明した。
選考委員会は応募期間を三十日間に限定して再募集するが、その時期は未定。「今回の参加者については、すでに提出した作品あるいは新規作品を提出することができる予定」という。次回はまずロゴマークを募集し、次に選ばれたロゴマークを参考にした標語を募集する考えだという。
これに対し、「どういう基準で選考しているのか分らない」「募集と同時に選考基準をはっきりさせてほしい」などの要望がでている。昨年今ごろからロゴ募集の話は出ていたが、まだまだ時間がかかりそうだ。