10月8日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙六日】ルーラ大統領は五日、プラナルト宮に全閣僚とPT党幹部および六市で一次当選した市長を召集し、決選投票に向けての対策を協議した。席上、大統領は全員に必要とあらば現地入りすることを指示した。とくにサンパウロ市を最優先として、すでに一次で当選を決めたレシフェ市のジョン・パウロ氏とアラカジェ市のマルセロ・デーダ氏に対し、急拠サンパウロ市入りすることを要請した。この狙いはサンパウロ市に〃移民〃として住みついた東北伯出身者の票を集めることだとしている。さらに冗談として、これらの住民が集結しているグアイアナゼ地区(サンパウロ市東部)では芸能人のショーよりもフォホーの音楽を流してパーティーをしたほうが人が集まると語った。また決選の鍵を握る地党の票集めには、各大臣が担当することとした。
いっぽうでPSDB党はカルドーゾ前大統領が出陣すると言われており、一次選の余勢で活気づいている。セーラ候補陣営は、市政に地党から局長クラスを抜擢することを約束して支持を取りつけている。