10月8日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】化膿止め薬品VIOXXの販売禁止に続き、英国のChiron製薬は風邪用ワクチン「FLUVIRIN」の製造を禁止した。同ワクチンは、ブラジル国内でも大量に輸入している。
同薬品は服用後、アレルギー症状を引き起こす可能性があるという。英国では
すでに五千万アンプルを回収した。国内では、まだ同ワクチンの副作用に関する報告はない。衛生監督庁(ANVISA)は、どのロットのワクチンに問題が起きたのか報告待ち。
一方、ブラジルではブタンタン研究所が、同社から風邪用ワクチン製造で技術指導を受けている。同社から未完成の状態で輸入し、最終加工と増量を行う。ブタンタン研究所は〇五年から、独自に風邪ワクチンを原料から生産する計画だ。