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日本語センターに中古図書など寄付=サンパウロ日本人学校

10月7日(木)

 サンパウロ日本人学校(黒澤伸明校長)から不要になった図書など六百八十二冊が六日午後、ブラジル日本語センターに寄贈された。同校の黒沢校長や星野和俊国際交流ディレクター、PTA社会奉仕部四名、また、同センターの佐藤吉洸副理事長、丹羽義和事務局長、諏訪敏明JICAシニアボランティアらが立ち会った。
 今回寄付されたのは、社会奉仕部(田中智子部長)が中心となって生徒や家族から集めたマンガ、雑誌、小説、小学校教材、CD、ビデオなど。
 どんな本を持ってくれば喜ばれるのかとの社会奉仕部の疑問に対して、丹羽事務局長は「特に国語の問題集・参考書などの教材は、先生が授業に役立てることができて貴重」などと答えていた。
 子ども向けアニメのビデオなども、教材として活用でき、使わない本も古本として売り出せば同センターの資金源になるため、どんなものでも助かるようだ。
 日本語教室の現状や問題点などにも話が及び、PTA側から「もっと交流したい」などの声もあがった。 同校は今後、グァタパラ日本語学校や「憩いの園」へも図書を寄贈する予定。