10月1日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】ロドリゲス農相はブラジリアで二十九日、遺伝子組み換え(GM)大豆の生産を許可する法案を国会で通過させ、立法化するとのコメントをスポークスマンを通じて発表した。
リオ・グランデ・ド・スル州の大豆生産農協が、作付けの時期にあるとして早急な許可を促す書簡を提出したのに答えたもの。同農相は昨年および一昨年に国会の承認を得られなかったことから、暫定令で生産を許可したが、今シーズン(〇四/〇五)から法令化して生産の安定化を図るとの態度を取ってきた。立法化は統一地方選挙一次投票が済んだ後の最初の国会で審議され、十日までに表決するとの意向を示した。
大豆生産者は今日明日にでも作付けしなければ収穫が遅れると苛立ちを見せている。だが法令化までは身動きが取れないのが現状。しかしマット・グロッソ州の農家は密かに作付けを行っている模様だと現地では報じられている。