9月25日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】余す所一週間となった市長選挙に向けて各候補は最終追い込みに余念がない。とくにサンパウロ市長選で支持を二分しているマルタ候補(PT)とセーラ候補(PSDB)の争いはし烈で、運動員らも異常な熱気を見せている。
こうした中で二十三日、市内南部カペラ・ド・ソコーロ区でセーラ候補と同行した陣営にPTの運動員が旗などで襲いかかる事態が発生した。起こるべくして起きた事態だが、初めて警察沙汰となった。セーラ候補は暴行罪で告発するとともに警備の強化を要求した。いっぽうPT側も暴行の被害届けを出した。
セーラ候補陣営によると同区に集合した二百五十人余りの運動員が選挙運動妨害をした上に、リーダーの号令で一団となって襲いかかってきたという。