マツバラ・ホテルで、二十四日まで、日系具象画家十八人展が開かれている。高名な人、まだそれほどでもない人、さまざまだ。名前が出て来た人は、いわゆる「新進」である。たとえ中高年であっても、この世界ではそう呼んでいい。
新進の一人に「次は、いよいよ個展ですね」と言ったら、「まだまだ先の話」。それでも満更でもない様子。ねらっていた。次回は、今回の同士と三人展ぐらい、つまり人数をしぼった展示会をやり、ステップを一段上げてから、個展である。少なくとも作品を三十点は確保してからだそうだ。
人は、絵でも歌でもそうだが、身につけたものは、他人に見たり、聴いたりしてもらいたいと思っている。タチのいい自己顕示。新進は批評をもらって前進する。マツバラに出向いたら忌憚のない意見をどうぞ。
04/09/22