9月21日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】サルネイ上院議長(PMDB)は、政治家や企業家らが外国へドルを送金したデータを旧パラナ銀議会調査委員会(CPI)が発見したことを「議会で最近発生した最も由々しき事態の一つ」とみなした。
「情報漏洩がどのように、何を目的に行われたのかを知る必要がある」と同上議は、漏洩をめぐる調査を検討するため議会執行者会議を招集し、情報を公表した上議は倫理委員会に訴える可能性を示唆した。
家族の名前がデータに含まれていたことでジェレイサッチ上議(PSDB)が攻撃の標的にされた件について同会議が調査を行うようサルネイ上議は求めた。同会議は来週にも遅くとも選挙後の十月上旬内には開催される予定。また同上議は両院の上議からなる会議の開催についてもクーニャ下院議長(PT)と検討する。
ジェレイサッチ上議は家族の名前の記されたデータを政治的武器として使おうとしたと、CPIの起案者のメントール下議(PT)を非難した。ヴィルジーリオ上院リーダー(PSDB)はこの件の責任をジルセウ官房長官に帰した。
サルネイ上議は、情報漏洩をめぐる与党PTと野党PSDBとの争いが原因で同CPIを解散させる必要はないとみている。漏洩の調査は上院監査局が実施するという。