9月14日(火)
「文協あっての、花祭りです」とは、今年も大入り12万人入場が予想される「第24回アチバイア花とイチゴ祭り」主催者、オルトランジア会長の平中信行さん。アチバイア日伯文化体育協会(辻修平会長)との二人三脚であることを強調する。
取材した13日(日)だけでも1万5000人以上の来場者。大半はブラジル人客で、この日だけで200台の観光バスが来た。
メイン会場には、「春の風」をテーマに趣向を凝らした、ブラジル有数の花生産地ならではの豪華な展示。五重塔コーナーには、美しい日本の山々の背景画と共に溜め息をつくような花々。中央に作られた「清流城」前の菊人形と記念撮影する人は引きも切らず。城のお堀には、何かを祈願して硬貨が次々に投げ込まれる。
平中さんは「日系人の雰囲気を、どう展示に反映させるかが難しい」と年々頭を捻っている。鳥居、お城、五重塔の次は何か。「アチバイア最大の祭りを少しでも延ばしていくために、新しいものを生み出したい」。同祭りは今週17、18、19日が最終日。 (深)