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東西南北

9月9日(木)

 リオ州ヴァレ・ド・パライーバ市の国道三百九十三号線で七日午前五時ごろ、貸切バスがカーブで転倒し、子供を含む十一人が死亡、四十四人が重軽傷を負った。事故の犠牲者はサンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ市の住民で、ミナス州グアラシアーバ市から帰る途中だった。車を避けようとしてコントロールを失ったと話す運転手は酒も飲んでおらず、スピードの出しすぎでもなかった。同カーブでは過去にも事故が頻発しており、七月にはバス事故で二人が死亡、二十人以上が負傷している。
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 サンパウロ市から三百十七キロ離れた人口七千九百人の町、ノーヴァ・エウロッパで六日朝、同町で二行しかなく近接した銀行が、十三人組の強盗団に同時に襲撃された。襲撃のさなか目撃者が軍警に通報、同町で一台しかないパトカーで軍警一人が駆けつけ、銃撃戦となった。強盗団は人質二人を連れて逃亡したが、七日朝までに全員逮捕された。
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 サンパウロ大学医学部法医学研究所は六日、DNAバンクを開設した。サンパウロ市から子供が行方不明になった両親の遺伝子と、全国で子供の血液から採取された遺伝子のデータを登録し照会することで、行方不明者の発見につなげようというもの。全国で毎年三万人、サンパウロ州では約八千人の子供が行方不明になり、うち一〇%から一五%は長期間不明の状態が続くという。
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 好天気に恵まれた七日の祝日にリオでは多くの人が海岸に繰り出した。ところが海は荒れ気味で、子供八十七人を含む二百六十七人が溺れ、一人が死亡、残りは救出された。冬の終わり(九月二十日)の二週間前である七日午後、サンパウロ市では今年の最高気温三十二・八度を記録、真夏の二月十八日の三十二・五度を上回った。湿度も午後三時に二二%にまで低下。高温でカラカラの天気は十日ごろまで続くとの予報。