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検察、副大統領を起訴=株価不正操作の疑いで

9月4日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】連邦検察庁は二日、ミナス州の企業、サンジョゼ紡績の株価を不正に操作した容疑で、アレンカール副大統領と、副大統領が大株主である企業、エンコパールを起訴した。また証券会社二社も同容疑で起訴された。
 エンコパールは九七年、一年前から財政状況が良くないとみられていたサンジョゼ紡績の株の約五〇%を、一株〇・六五から〇・七レアルで取得した。九八年一月にエンコパールは株価を吊り上げるため証券会社と契約。同副大統領は一株二・五レアルで販売する考えだったとみられている。証券会社は株価を吊り上げるため第三者を買いオペに回らせ、不当に株価を引き上げた疑い。
 サンジョゼ紡績の小株主が株価操作の疑いがあると連邦検察庁に告発、検察庁が捜査を進めていた。