日本の首相来伯といえば、十年に一度あるかどうか―。さる情報筋によれば、小泉首相の訪伯はほぼ決定で、九月中旬の三日間にサンパウロ市とブラジリアを訪れる方向で日程調整に入っているらしい。
ただし、在聖総領事館は「本省からの連絡では『正式に決まったわけではない』とのことです」を繰り返す。いつ頃正式になるかさえ同館は発表しないが、本当なら来伯まで一カ月を切った。
首相側にしても、実りある首脳会談にするには適当な議題が必要。突然のことだけに、関係者は頭を痛めているだろう。
九六年の橋本首相来伯時には日系団体との懇談会が行われ、その結果、諸成果があった。今回、百周年祭典協会ら各団体の準備はどうか…。ある団体代表は、海外日系人大会に向けて九月十日頃からの訪日を予定していたが、それも首相次第となりそうだ。 (深)
04/08/18