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姫路・クリチーバ姉妹20周年=提携強化確認=石見市長ら訪問団

8月14日(土)

 姫路市とクリチーバ市が姉妹都市提携二十周年を迎えた。去る七月二十七日、姫路市から石見利勝市長夫妻、西村智夫市議会議長夫妻らが来伯、クリチーバを訪問、日系団体と交流、市役所を表敬訪問して、さらに提携を強めることを確認した。
 来伯したのは、石見市長、西村議長のほか、米田徳夫姫路国際交流センター会長はじめ、市民訪問団の二十四人。二日間、クリチーバに滞在した。
 初日、日系文化援護協会主催による歓迎会が催され、席上、石見市長が「日本、ブラジル両国は〃兄弟国〃のように思える。両国の協力と努力によって、さらなる発展があるように」とあいさつ。上野アントニオ日伯商工会議所会頭が乾杯の音頭をとった。
 アトラクションは、和太鼓演奏と盆踊りだった。
 二日目、姫路の一行は、市役所を訪ねた。石見市長と谷口カシオ市長が、両市の教育、文化、経済の促進協定に署名した。市議会を代表して、原ルイ市議が石見市長に「クリチーバ名誉市民章」を贈った。また、市民団体の代表は「クリチーバ市は、交換留学生を快く受け入れてくれている。感謝します」と述べ、谷口市長に記念の「兜」(かぶと)を手渡した。
 姫路市は、一九八〇年、兵庫県(パラナ州と姉妹州・県協定)知事から、パラナ州内の都市との姉妹都市関係樹立の勧奨を受け、市の代表が兵庫県南米親善使節団に参加、八四年になってクリチーバ市との姉妹都市提携がなった。今年、二十周年である。
 同市は、国内では松本市、鳥取市と、海外とはクリチーバはじめ六都市・一城と提携を行い、交流活動をすすめているという。活動の主なものは、友好使節団、青少年の相互派遣。このほか文化、教育、経済など多面的な交流がある。(パラナ新聞)