8月4日(水)
国際武道大学(千葉県勝浦市・成澤三雄学長)では今年も、別科武道専修課程で学ぶ外国籍の学生を募集中だ。出願者を募るため、同課程の樗澤別科長(ぶなさわ)が来伯し二十九日来社した。
別科では、柔道又は剣道を志す外国人に、理論習得を進め実践を積ませると同時に、日本文化や大学の授業を理解できるよう日本語教育も行う。
出願資格は、「1・外国において通常課程による十二年以上の学校教育を終了した者、又は今年度中に終了見込みの者」「2・大学が1の者と同等以上の学力があると認めた者」となっている。また、在日ブラジル人も応募可能だ。
別科は四月一日から始まる一年間のコース。別科終了後に一般学部への進学を希望している学生に対しては進学支援プログラムが用意されており、「学部へ進学するという意志で入学して欲しい」と樗澤別科長も強く奨める。
年間の学費は約五十一万円だが、審査の上希望者には同大学から毎月四万五千円の奨学金が給付される。
別科コースの定員は二十人。ブラジルからは毎年二~三名の学生が採用されており、今年も剣道、柔道の両課程に一名ずつが参加している。
樗澤別科長と共に来社した石井道場館長の石井千秋さんは「世界レベルの指導者陣に加え、設備の行き届いた道場があり、武道で身を立てたいと思う人には最適の環境です。柔道ブラジル代表の選手団も同大学の設備を度々使用しています」と同大学を紹介する。
願書受付期間は今年の八月一日から十一月十五日まで。申し込みには必要書類に加え、適切な人物からの推薦状、検定料として一万円が必要。
樗澤別科長は「教育というのにはお金がかかりますが、ご配慮頂きたい」と申し込みを促した。
願書、大学の資料など問い合わせは、11・289・3405(石井さん)まで。