サンスイ社の平崎靖之氏が企画した講演会が10月31日午後、イビラプエラ区の南東伯軍総合司令部講堂で行なわれた。元陸軍大将のマイナルド・マルケス・デ・サンタ・ローザ氏と弁護士のネルソン・ファリア・デ・オリベイラ氏を招き、日本史をテーマに講演した。
サンタ・ローザ氏は徳川家康などの武将を引き合いに、「サムライ魂」について講じた。「冷酷な性格の織田信長だが、それも天下統一のため。目的達成に向かう気持ちの強さは、国を守る軍人も見習うべき」などと話した。
ポルトガル・リスボンにも事務所を持つオリベイラ氏は、「日本とポルトガルにおける歴史的関係」をテーマに種子島の鉄砲伝来、キリスト教に始まる深い歴史を紹介した。
当日は外交官補としてポルトガルで研修経験のある在聖総領事館の中山雄亮副領事も訪れ、「日本の歴史に関心を持って頂き大変喜ばしい」とあいさつした。