7月31日(土)
[既報]第一回パラナ州日本語作文コンクール作品集『日本ってどんな国?』が、さきごろクリチーバ総領事館(主催者)およびパラナ日伯文化連合会(後援者)から発行された。コンクールに応募した九十八編がすべて収録されている。
編集責任者の広瀬行輝さん(ロンドリーナ・モデル校)が、編集後記のなかで、コンクールの仕掛け人が青山鑛一前クリチーバ総領事であったことを明らかにしている。嶋田巧・文化連合会会長(当時)が、総領事(当時)の意向を聞き、広瀬さんに相談してきた。広瀬さんは「そのようなことはした経験はないが、やってみましょう」と即答し、コンクールの作文募集が始められたという。たいへん忙しい日程で、〇三年十二月に話が始まり、募集を〇四年三月末日締め切り、四月九日審査、五月三日表彰式だった。
審査がむずかしいとみて、広瀬さんは、日本語センターの丹羽義和事務局長に審査員派遣を要請、センターは今井恵實子氏を派遣したのだった。作文集編集にあたり、日本ブラジル交流協会生・小野寺由紀さん(第二十四期)が「打ち込みをしますから、全作品を掲載したらどうですか」と協力を申し出たので、全作品収録になった。