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健康に悪い食品を病院で=議論呼ぶ待合室の自販機

7月30日(金)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】チョコレート、ガム、ポテトチップスなど脂肪分が多く栄養価が低いお菓子やスナック類が、病院内に置かれた自動販売機で売られ、議論を呼んでいる。
 サンパウロ市内の多くの病院で、患者の付き添いで来た人のため、待合室を中心に自動販売機が一台から五台設置されている。しかし肥満治療に来院する患者もいる中、設置を疑問視する声も挙がっている。病院側は付近に売店がないことや、救急で来院した場合には病院内の売店が閉まっていることもあると設置理由を説明している。
 合成保存料がたっぷり入っているとみんながわかっている食品を病院内で売るべきでないとのクレームに、シリアル食品を販売するなど病院は苦肉の策でしのいでいる。