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カーザ・ジャポン=ロンドリーナ=10日間8万人余で盛況

7月29日(木)

  [ロンドリーナ]「2004カーザ・ジャポン第四回アセル農産品評会」が、二日から十一日まで、当市セントロ・デ・エスポジソンエス・エ・イヴェントス(展示面積九万五千平方メートル)で行われ、八万人を越える動員数を記録した。催しの前身は、三四年第一回が開催され、戦時中、中断されたが、戦後再開されたアセル農産品評会。
 初日二日の金曜日、紙細工のモリタ・キヨコさんのデスフィレ・デ・モーダで開幕。日本古来の着物をはじめ、日本文化を象徴する衣類、東洋各国の衣類などを紙で再現した。
 三日、午前十時から正式に開会式。鈴木勇アセル会長が「アセルとこの催しは、ロンドリーナ市の発展の歴史とともに発展してきた」とあいさつ。笠戸丸移民の生存者、中川トミさんにさきのロンドリーナ・ミス日系のアンドウ・クラウジアさんから花束が贈られ、神父のベンソンが行われた。
 農産展は、六百人の生産者が出品。柑橘類はじめ果物、野菜、盆栽、花卉が会場を彩った。総合一位は村上タカシさん(グアラベーラ)。企業展示では日本の自動車メーカーはじめ、フォード、GMなどの国産車、さらに最新技術を搭載したトラクターなど農産機械、生産者ブースでは皮革製品、衣服、家具、ビジョウテリアなどの業者が軒を並べた。
 食の広場には、すき焼き、てんぷら、餅、鉄板焼き、刺し身、寿司の屋台がずらり。日本文化紹介コーナーには日本語学校の生徒による書道、絵画などの作品が展示された。デモンストラソンは和太鼓、踊り、柔道、空手、茶道など。
 七日には萩生田クリチーバ総領事夫妻が会場を訪れ「まとまりがある」と評価、「和太鼓演奏には圧倒され、感動を覚えた」とほめあげた。(中川芳則通信員)